第1期杵築市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を公表します
更新日:2023年03月23日
杵築市地球温暖化対策実行計画
本計画には、区域施策編と事務事業編があります。
- 区域施策編:杵築市域における地球温暖化対策
- 事務事業編:杵築市役所(排出事業所)としての地球温暖化対策
「第1期杵築市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」策定の経緯
地球温暖化対策の推進に関する法律第21条第4項において「市町村は、地方公共団体実行計画において(中略)その区域の自然的社会的条件に応じて温室効果ガスの排出の量の削減等を行うための施策に関する事項として前項各号に掲げるものを定めるように努めるものとする」とされています。
令和4年3月、杵築市はゼロカーボンシティ宣言を発表しました。そこで、杵築市環境保全審議会において杵築市で初の策定となる杵築市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)を策定しました。
策定の経過
- 令和4年7月7日(木曜) 第1回杵築市環境保全審議会(計画素案提案)
- 令和4年10月7日(金曜) 第2回杵築市環境保全審議会(計画案審議)
- 令和4年11月1日(火曜)から11月30日(水曜)まで パブリックコメントの実施(意見なし)
- 令和5年2月24日(金曜) 第3回杵築市環境保全審議会(計画案承認)
- 令和5年3月3日(金曜) 市長へ答申
「第1期杵築市地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」
大分県立日出総合高等学校生徒による脱炭素・省エネルギーに関する提言書
2022年7月13日(水曜)と15日(金曜)、大分県立日出総合高等学校総合学科2学年の生徒6人による職場体験学習を、市民生活課環境保全・エネルギー対策係において受け入れました。
初日には綿末しのぶ会長による脱炭素や省エネルギーに関する基礎講座のほか、市内のメガソーラー発電所や薪燃料を活用している事業所を視察、2日目には、家庭や学校でできる脱炭素や省エネルギーに関するワークショップを行い、提言書にまとめて頂きました。
杵築市の温室効果ガス削減目標スローガンは「8割生活」
今回、杵築市の数値目標として、基準年となる2013年度比2030年度温室効果ガス削減量を、国の目標数値と同様の46%削減としました。
目標設定にあたっては、環境省が公表している排出量カルテを参考としました。国勢調査や工業統計など、各種統計調査に対し係数を掛け合わすことで算出される数値ですが、これによると、杵築市においては2019年度において2013年度比ですでに26%の二酸化炭素排出量が削減されていることが判明しました。つまり46%削減まであと20%という目標となります。
そこで、杵築市は今回の計画を広く市民や事業者に周知すべくスローガンを掲げました。それが「8割生活」です。
20%の削減、つまり、現在の生活や生産活動の8割相当を目指しましょうということです。
排出するゴミはできるだけリサイクルするなどして8割の排出量を目指しましょう。寝る直前にエアコンを切るのでなく少し早めに電源をオフにしましょう。近距離へのマイカー通勤は週に一度、徒歩や自転車に切り替えましょう。そんな現在の生活の8分目を目標にしてみましょうというものです。
一方、事業者については、例えば工場の稼働時間を8割に縮減することは不可能ですので、代わりに省エネ型の動力機に取り換えるとか、屋根などに太陽光発電設備を搭載するなど、排出する二酸化炭素の2割削減に取り組んで頂きたいと思います。現在、燃料費や材料費の高騰など、投資を行うタイミングとしては厳しい折と考えられますので、各社の経営の中で適宜ご判断いただければと思います。
今後、このホームページや市報、出前講座などで、この「8割生活」を掲げ、市民総体で取り組んで参りたいと思います。