移住者の声~Oliva Olea 新島容子さん~
カフェを営み、地域に支えられながら子育てする新島さん。
移住当初は都会とのギャップを感じながらも、
今はそんな杵築暮らしを「心地よい」と語ります。
大阪との2拠点生活を経て、
現在は杵築に移り住んだ経緯や今の暮らしについて伺いました。
現在のお仕事は?
杵築市・岩谷地区で「oliva-olea(オリヴァ・オレア)」を経営しており、北欧雑貨の取り扱いやパン・焼き菓子の製造販売、ランチ・カフェ営業を行っています。また、元々はみかん農園だった土地を一から開墾した「筒木(うつろぎ)オリーブ園」を家族で営んでおり、収穫したオリーブやエゴマを使ったオイル、お茶など加工品の製造販売も行っています。
大分に移住したきっかけは?
筒木オリーブ園
出身は大阪ですが、父が杵築市で生まれ育ったため、幼い頃は夏休みを利用してお墓参りや親戚を訪ねて杵築に遊びに来ていました。「縁のある土地で農業をしたい」と父が杵築でオリーブ園を始めることになり、農産物の運用方法を検討していた際、私が個人でネット販売をしていた経験があったので、父の事業を手伝うかたちで移住することになりました。
最初は大阪と杵築で2拠点生活を送っていたのですが、妊娠・出産を機に拠点をひとつに絞ることに。今後の生活や子育てのことを考えて、杵築で暮らしていくことを選びました。
現在のお仕事を始めたきっかけは?
移住するなら新しいことを始めたいと思っていたので、ネット通販に加え、得意だったパンや焼き菓子の製造や、ランチもできるカフェを開業しました。実店舗が整うまでは県内のイベントに出店するなどして、少しずつ地域に知ってもらうような活動をしていました。
お店のある岩谷地区は杵築の中心地からも山間部に入った集落ですが、遠方から足を運んでくださる方も多く、何かを始めることに場所は関係ないのだと感じています。
雑貨や絵本、クッキー・カヌレ・ケーキなどのお菓子、焼き立てパンなどが並ぶ店内
移住してから困ったことはありますか?
移住したばかりの頃は、大阪での生活の違いに戸惑うことも多かったです。地域特有のしきたりや人間関係が密であることに慣れない日々もありました。暮らしていく中で少しずつ土地や人との距離にも馴染んでいき、今ではとても心地よく感じるようになりました。杵築の方は裏表なく接してくれる方が多く、そんな方々に対して自分自身も素直に向き合えるようになりました。
杵築での子育てはどうですか?
市役所や子育てセンターの方をはじめ、近所の方、スーパーの店員さんまで子どもや私自身のことを気遣ってくださり、市全体で子育てを見守ってくれているような印象です。首都圏での暮らしは隣人すらどんな人かわからないような生活だったので、こんな感覚はきっとなかったと思います。
周囲を頼ると様々なアドバイスや経験者ならではのお話を教えてくれて、一人で悩むことなく子育てできる環境に日々助けられています。
これから杵築でしたいことは?
イベント出店から始まったoliva oleaも、昨年は店舗のリニューアルを行ったり、今年は新たに加工場併設を予定していたりと、日々新しいことに挑戦しています。雑貨やカフェの営業と並行して、大分でものづくりをされている方などをお呼びしてワークショップを開催するなど、さまざまな取り組みも行っています。移り住んだ地での人との繋がりを大切にして、これからもいろんなことに挑戦していきたいです。
カフェのイートインスペース
移住を考えている人へ
地方だからこそ秘めている可能性があると思います。都会では家賃の高さや時間に追われて難しいと思っていたことが、杵築にきて実現することができました。今住んでいる地域はお店を始めることに対して応援してくれる方も多く、地域に支えられているという気持ちです。
移住を考えている方はぜひ、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?
きっと可能性が広がると思いますよ。
この記事に関するお問い合わせ先
協働のまちづくり課 移住・定住促進係
〒873-0001 大分県杵築市大字杵築377番地1
電話番号:0978-62-1814
ファックス:0978-63-3833
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更新日:2023年11月16日