森林環境税及び森林環境譲与税の仕組みと当市の取組について
更新日:2023年08月07日
森林環境税及び森林環境譲与税の仕組み
温室効果ガス排出削減や災害防止のための安定的な森林整備等を進められるよう、2019(平成31)年3月に「森林環境税」と「森林環境譲与税」が創設されました。
2024(令和6)年度から1人当たり1000円が「森林環境税」として徴収され、「森林環境譲与税」として各都道府県、市町村に配分されます。
配分額は、自治体の人口、私有林の面積や林業就業者数に応じて決められ、市町村では配分された予算を放置された森林の整備や木材利用の促進、人材育成などに充てています。
森林環境譲与税を活用した当市の取組について
当市でも、森林環境譲与税を活用した事業を進めており、具体的には市内全域の森林の継続的な整備保全、人材育成、普及啓発などに取り組んでいます。
森林整備関連事業
森林整備の主な取組として令和2年度より市内杵築地域の森林から意向調査を実施して、森林整備を希望した森林所有者と協定を締結して保育間伐等の整備をしています。

保育間伐実施前現地
樹冠がうっ閉して林内に光が入らず、下層植生が健全でない状態。

保育間伐実施後現地
林内に適度に光が入る事で枝葉や土壌に日光が届き、下層植生の育成土壌活性を促します。
人材育成関連
人材育成の一環で市内の福祉施設と連携して林業用苗木の生産に取り組んでおり、当市の取組が革新的造林モデル事例として林野庁HPや林業専門誌等で紹介されています。
*刊行物本文の掲載が出来ませんので取組の具体的な内容は下記の森林環境譲与税活用事例(詳細)の取組事例紹介R2年度~(PDF)からご確認ください。

山での採穂(挿し木用穂木採取)

林福連携による林業用コンテナ苗栽培
普及啓発活動
奈多・狩宿・住吉浜海岸の松林の保全活動(薬剤樹幹注入等)や植栽活動への苗木の提供を行い、住民自治協の方や豊洋小学校の生徒に参加してもらい普及啓発の活動をおこなっています。

抵抗性松の植樹イベントの様子
樹幹注入見学会(豊洋小学校)
森林環境譲与税活用事例(詳細)
杵築市の森林環境譲与税の取組をまとめた活用事例集(PDF)は下記よりご確認ください。
取組事例紹介R2年度~ (PDFファイル: 1.7MB) (PDFファイル: 1.7MB)
当市の森林環境譲与税の交付額と使途について
当市の森林環境譲与税の交付額と使途については下記(市HP内部リンク)からご確認ください。
この記事に関するお問い合わせ先
農林水産課 林業係
〒873-0001 大分県杵築市大字杵築377番地1
電話番号:0978-62-1809
ファックス:0978-66-1033
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