2019年 杵築市10大ニュース

　平成30年度普通会計決算において、経常収支比率が100％を超え、市単独の事業等に必要な財源をその年度の収入で賄えない状況になり、その原因として、扶助費や大型施設の建築事業費、人件費等に係る支出の増加等が挙げられます。
　このような中、10月に「杵築市行財政改革プロジェクトチーム」を立ち上げ、抜本的改革に着手しました。また市民説明会を開催し、市民の皆様からの貴重なご意見を踏まえ、全庁体制で事務事業改善に取り組みます。

　豊臣政権から江戸幕府の成立、安定へと向かう社会・政治情勢の変化に応じて、その構造を大きく変えることが確認された城跡で、江戸時代初期の城郭の実態を知る上で重要であるとして、国指定史跡として指定されることとなりました。併せて、隣接する近世城下町の一部が同じく国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けている例は九州では初です。

 　平成20年度にふるさと納税制度を開始して12年目。令和元年度の納税額が過去最高額を更新中。11月末現在で2億9千万円を超え、12月末には3億5千万円に届く見込みです。

　老朽化のため改築工事を行っていた杵築中学校の新校舎が完成し、8月19日に落成式を挙行。同月26日から授業が開始されました。
　建築にあたっては、充実したオープンスペースを設け、将来の教育の変化に柔軟に対応できる設計とし、以前より広い校舎と敷地、効率的な建物配置により、安全性の向上と教育効果の増進・学校運営の効率化を図りました。

　令和元年産に杵築ハウスみかんR－13をはじめとした9品9商品が新たに杵築ブランドに認定され、杵築ブランド認定品は26品53商品となりました。
今後の杵築ブランド販売力強化への期待が膨らみます。

　大分県内では初の設置となります、B＆G財団の支援による『b＆gきつき』子どもの居場所が建設されました。この施設は、学校・家庭以外に子どもたちが過ごせる場をつくり、子どもたち自身が将来自立していくための力を手助けする施設です。”NPO法人こどもサポートにっこ・にこ”が事業主体となり、食事の提供を含めた事業を展開しています。

　平成30年3月に松坂桃李さん主演の映画「居眠り磐音（いわね）」のロケが城下町一帯で行われ、5月17日に全国公開されました。佐伯泰英さんの人気時代小説が原作で、杵築市にゆかりのある俳優の石丸謙二郎さんや財前直見さんも出演していました。

　年に一度、東京生薬協会と連携協定を結ぶ全国7自治体による合同会議が杵築市で開催され、各自治体の栽培状況報告及び圃場見学を通し、生産技術情報交換や向上を図りました。本市は4年前、全国で7番目に連携協定を結び、キキョウやミシマサイコなどの薬用植物試験栽培を開始。平成30年度から実証圃での栽培が実現し、今後の展開が期待されます。

　JAおおいたの販売した本年度の県産ハウスみかんの1キロ平均単価が1,001円（前年度比59円高）となり、初めて1,000円を超えました。杵築柑橘選果場によると、日照量に恵まれ高品質のみかんの割合が高かったことから、高値のつくものが多かったとのことです（杵築市内の生産量のうちJA出荷分は9割）。

　本年5月29日に開催されたチャレンジデー2019において、人口別のカテゴリー3（15,000人～35,000人未満）で杵築市がもっとも高い参加率を挙げ、優秀賞を受賞しました。
※今回の参加率74.6%（参加者21,996人/29,437人中）